俺のミッション 執筆の目的 その5「指導者が運命を変える」
こんにちは。はやぶさひろです。
今回は執筆目的の最後となります。
実は拙著の原書タイトルは「テセウスの船」だったのですが、ここが最も言いたいことだったかもしれません。「テセウスの船」は数年前テレビドラマになりましたのでタイトル変更した次第です。
原書は実用書のつもりだったのですが、書き進んでいるうちに世の経営者や管理職に訴えたい想いが強いことに気づいたのです。
主人公荻村の数々の行動や仲間作りが、京信深セン販社や次代コーポ中国販社を大きく変えたように経営者やマネージャーの価値観・やり方で結果は全く違うものになる、ということが改めて分かると思います。
取引先・会社・社員・家族・社会全体に大きな影響を与えることを肝に銘じ経営というミッションに取り組んで欲しい、ということです。その気概がないのなら経営に当たる資格などないのではないでしょうか?どう思われるでしょうか?
執筆の目的その2「保身的な日本人」で紹介したアイリーン・シャピロ著「勇気ある経営」で「管理職とは責任が能力を超えた人のことを言う」、何%の管理職がそれに相当するでしょうか?
添付は指導者のタイプによって船がどのように変わっていくかをイメージしたものです。見づらいかもしれないので解説してみましょう。
一番上「公正で社員が心理的健康に成長できる組織が最重要」という価値観を持った指導者に導かれた船は、将来「大海を悠々と走り回り、船員達は嬉々として能力発揮している」というものです。主人公荻村はこのタイプでした。
真ん中は「権威・権力・自己中心主義」価値観指導者の船です。この行き着く先は「恐怖政治・パワハラの海賊船で船員達は皆イエスマンになるか精神障害を発症してしまう」でしょう。実はよくあるパターンです。
下は「事なかれ・放任主義」価値観指導者のそれです。まるで元々の次代コーポ中国販社のようです。これでは「魑魅魍魎共が闊歩する海賊船」になってしまいます。「監視もないし仕事も将来性がないので、船員達は私服を肥やすため不正に走るか、それ以外はサボタージュや不満が横行」します。
恐ろしいのは指導者の価値観で結果がこのように大きく変わってしまうと言うことです。
世の経営トップや人事担当の方は、鉛筆舐め舐め人事や日本で邪魔だから海外に追いやる、不祥事を冒したから子会社に出向させる、というあまりにも知恵のない軽率な判断は慎むべきです。不適材な配置は受入れた組織にとって迷惑な話です。ましてそれが指導者的立場の人なら海賊船や幽霊船への変身を誘発しているようなものでしょう。
適材な人事配置をすると共に、将来の指導者を育て上げる努力をしていきましょう。荻村が「海外子会社責任者は資金繰りも含め経営のことを全て学べます」と言ったように幹部候補を海外子会社で苦労させることはひとつの手です。しかし海外駐在員は手を抜く気になればいくらでも抜けます。ですからそういう輩でないやる気のある優秀な人材を送り込むのです。
世の流行りで「現地化」が推奨されているような風潮がありますが、著者はどうかと思っています。海外の文化を知れば強烈な牽制が必要であることは明確です。J-SOXという法律もありますが、こんなものは現地の総務責任者につけさせているに過ぎません。総務責任者がブラックに倒れたらいくらでも改ざんできるということです。
営業以外の不正について次回掲載したいと思います。
執筆の目的はいかがだったでしょうか?

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