脳神経回路の発達~迷宮入り
昨日は筆者が卓球の試合で投稿できませんでした。団体戦でしたが予選リーグ2位、B級トーナメントで優勝いたしました!
さて、ブログを付け始めて改めて思いましたが、迷宮入りになった逸話がとても多くあります。全部取り入れていたら300ページは超えていたでしょう。
今回は「最終章『テセウスの船』」から削除した部分をまず青字で記載します。
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「戦略的失敗は戦術的努力では補えない」
「戦略とは部分的無知の状況の中での意思決定のルールである」
それぞれ戦争論のクラウゼヴィッツ、戦略経営論のアンゾフの著名な言葉だ。
前者の意味は
「指導者が戦略、つまり取るべき道を誤ったら、現場の兵士たちがいくら頑張っても敗北する、場合によっては絶滅する」
という示唆である。
クラウゼヴィッツはフランス革命にプロイセン王国の軍人として参戦した人物なので企業経営ではなく実際の戦争を想定している。
後者は
「経営や組織運営において指導者が全てのことを分かっている訳でない中で、決断するための自分なりの、または組織としての価値判断基準を戦略という」
ということと荻村は解釈している。
例えば新製品開発案件において世の多くのマーケターやトップは
「何台売れていくら儲かるか?」
しか興味がないようであるが、未来のことは誰にも分からない。
何が売れるかが分からない多様化及び混沌とした時代である。最初からいくら儲かるか分かっていれば子供でもジャッジメントできる。それは独占を許された市場での『需要調整』の場合に過ぎない。だから
「部分的無知の状況の中での意思決定のルール」
という。
分からないことを正しく判断・決断できる者しかトップやリーダを務める価値はない。それは恐らく現場での血のにじむような努力や死ぬほど頭を使い、張り巡られたニューロンのつながりによる脳神経回路の発達で、度重なる失敗や成功、などの原体験を経たものだけが培うことのできる能力だと考えている。
頭は使えば使うほど発達していくのだと思う。今回の不正解明は攻略本もないし、強制捜査権もないために、内部にあるデータや関連各位からの証言で真実を推察していくしかない。とにかく日中長時間調べ、考え尽くし疲れ果てて寝ている最中にも夢の中でも考えている。するとだ、夢の中でふと解明できるときがある。
「あー、こういうことではないか!?」
と閃く。
そんな時はもう寝てはいられない。朝起きて忘れていては悔やみきれない。慌ててベッドから出てパソコンを開き関連事項の確認をすると大概その閃きが正しい。寝ている際に大きく強くなったシナプスによりニューロン同士が繋がって新しい回路を構築しているような実体験だ。
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今、読み直してもなかなか興味深い推察なのですが、いかんせん脳神経の専門家でないので割愛することにしました。
筆者は卓球の公認コーチ講座を受講中で、共通科目の中に「グッド・コーチに求められる医・科学的知識」という項目があり、下記のように意味深い数式が載っていました。
P=C∫E(M)
P=Performance C=Cybernetics ∫=Integration E=Energy M=Motivation
つまり、「脳で運動しようとする意思が働き、その程度に応じて脳から運動の指令が骨格筋に伝えられてエネルギーが生み出され、それらがまとめられて神経系の制御を介してパフォーマンス(できばえ)になる」ということらしいです。
※出展:公益財団法人日本スポーツ協会 Reference Book
自転車に乗れるようになる、逆上がりができるようになる、も練習の積み重ねや失敗により神経回路が形成されつながった結果と言えるかもしれません。その練習過程で必要な筋肉もついた可能性もあります。
筆者も卓球のチキータをこの2年ほど練習していますが、ようやくあらゆるタイミングが身についてきたような気がしますが、これもシナプスが大きくなりニューロン同士がつながり、脊髄を通じて必要な骨格筋へと正しく伝達できるようになったと勝手に考えています。
ちなみにチキータのタイミングというのは、「どのタイミングで台上に入るか?」「どの程度の低い姿勢で入るか?」「頭をどこまでボールに近づけるか?」「どのタイミングでボールにラケットをぶつけるか?」「であればいつバックスイングを始動するか?」「バックスイングはどこまで引くか?」「フォアへ打つときとバックへ打つときの違いはどこにあるか?」「ラケットのどの部分にボールを当てるか?」「衝突させるのか?引っかけるのか?」「ボールに当てるときのラケット角度は?」「フォロースローはどの辺で止めるか?」など、たくさんのポイントがあります。
打つ瞬間にこれら全てのことを考えることは不可能です。一般的に「身体にしみ付ける」といいますが、これは脳神経や運動神経が最適な状態に結び付いた状態なのではないかと推察する次第です。
長い記載になりましたが、もう少しお付き合いください。
拙著から割愛した青字部分前半の「いかに正しい判断をするか」という問いに対しては下記式を提案してみます。
P=C∫I(M)
P=Performance C=Cybernetics ∫=Integration I=Information M=Motivation
「脳で問題解決しようとする意識が働き、その程度・内容に応じて脳に蓄積された関連情報をピックアップして、それらがまとめられて神経系の制御を介し、つまり情報を組み合わせ理解したり判断したりする」
意思決定なのでPの代わりにD=Decisionでもよいかもしれません。
京信素材の創業者はこう言っていたようです。
「私のマネジメント・サイクルは極めて速く正確である。つまりこれまでの知識の蓄積と経験により正しい判断を一瞬でできる、ということだ」
創業者という方は死ぬほど頭を使ってきたのかと思います。
日本を代表する企業が二代目育てには苦しんでいるようです。創業者と同レベルの判断能力を求めるのでしょうが、まあ、無理なのではないでしょうか?
拙著では「資金繰りの苦労」のことだけ書きました。荻村も苦労したのでP/LとB/Sを見るとC/Fが想像付くようになっていました。生きるか死ぬかの瀬戸際で死ぬほど頭を使ったからです。創業家の息子達は裕福なので「金はある」と思っています。
更に最近は「苦労したくないので偉くなりたくない」という若者が増えています。苦労しない、ということは頭を使わない、ということに等しいと思います。internet/SNSで考えなくても溢れるほどの情報が入ってきます。脳神経回路は今後退化していくかもしれません。
難しい話で失礼しました。
下次見!
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