密輸管理局が京信深圳に乗り込んできた事件
二日前に「税関で連行された出張者」というタイトルの記事に「京信深圳に走私(密輸)管理局が乗り込んできた」ということを記載しました。今回はそのことをご紹介いたします。
2003年京信深圳販社が立ち上がり債務超過の苦難を乗り越え、ようやく順調にいくかと思っていた矢先でした。
事務所に重々しい軍隊のようなつなぎのユニフォームを来た男二人が乗り込んできます。胸には「走私(密輸)管理局」と書かれたワッペンが縫い付けられています。
(最近は公安の下の組織である「缉私局」がその組織という情報もあります)
「密輸入の疑いがある。業務を停止しろ。倉庫からの出荷も停止だ!これから調査する」 こう大声を上げます。まるで特捜班が乗り込んできたようです。
「な、なんだと?その根拠は何だ?当社は全て法に基づいて輸入している」 荻村は対抗します。
「貴様に話す必要はない。国家権力だ」 傲慢そうにこう答えます。
「出荷停止されたら中国の顧客が迷惑を被るではないか!」 取り敢えず反抗してみます。
「我不知道(俺の知ったことではない)」 予想通りの反応です。
物流の部門長(女性)が荻村の耳元でささやきます。
「荻村さん、私、ケーキを買ってきます」
「ケーキー、それどころではないだろう……汗」
荻村は動揺しており何とか調査が終わり出荷再開できることを神頼みしておりました。
物流部門長は帰って来るや否や阿姨(アーイー:お手伝いさんのこと)にコーヒーを沸かすよう指示します。荻村がコーヒー好きだったので日系スーパーで結構まともな豆を仕入れておりました。そして買ってきたケーキと入れたてのコーヒーを密輸管理局の二人に提供し、ぼそぼそっと白話(広東語の口語のこと)で何か言いました。
「ま、出荷だけは認めてやるか」 密輸管理局は呟きます。
その後、取って付けたようにいくつかの輸入関連書類を見ただけで(読んではいないと思う)、
「違法なものは見つからなかった。業務再開していいぞ」 彼らは去りました。
(こいつら、お茶菓子目当てのパフォーマンスで入ってきたのか?) 荻村にはそうとしか思いつきませんでした汗
荻村は物流部門長にまさかと思って聞いてみます。
「分かりません」と答えます。「そうでしょう」とは言いません。相手は国家権力を有してます。
もしかしたら「紅包(おひねり)」を期待していたのかもしれませんし、競争相手が偽情報を通報したのかもしれません。本当のことはいまだ謎です。
こちらでは一つ解決しても次々と想定外の問題が現れます。疲れると言えば疲れますが、日本にいては絶対味わえない経験ができます。このブログもどこまで持つかな?と思いながら始めました。昨日までに既に56件掲載となりましたが、「書けば書くほどネタを思い出す」のです笑 ↓中国語
「越写越想起话题的材料!」
刺激的だったのでしょうね。中国や海外駐在を敬遠する人が増えているそうですが、当ブログを読み「行ってみたい」と感じる人が現れれば光栄です。
日本人中国語学習初学者へのコーチングも行っておりますのでご参照ください笑
作家はやぶさひろの日本語で学ぶ中国語 (rinxsonline.com)
今回、お手伝いさんのことが出てきました。次回は荻村が取った画期的なお手伝い術を紹介したいと思います。
またお会いしましょう。再見!
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