頻繁に患う胃腸炎
赴任前から衛生状況については聞いており、気をつけてはいるのですが赴任直後2ヶ月過ぎに胃腸炎を起こします。日本ではないような症状です。荻村の場合、まず胃が痛み始めて続いてお腹が緩くなる、という状況でした。激痛がするほどではないのです。ストレスで抵抗力が弱っていることもあるでしょう。まず胃がやられて、つながっている腸にも感染が広がってきた、ような感触を受けておりました。
正露丸でも治りません。逆に止まってしまうとまずいかもしれません。放っておくと2週間下痢が止まりません。何か食べると直行で下に降りてくる感じです。
正露丸ですが、翌年赴任してくる日本人営業マンもすぐこのような状況になり、
「正露丸ありませんか?」と聞かれ
「あるけど俺の知っている症状なら正露丸じゃ治らないよ。ま、試してみるか?」と一瓶渡しました。
彼は一瓶全部飲んでしまったそうですが、それでも直らず相談してきました汗
(普通2-3回飲めば分かるだろうが……)
さて、赴任当時は日本語のできる病院はないので、緊急医療サービスに依頼して病院に付き添ってもらうのですが、毎回「細菌性」か「ウイルス性」かの検査をします。荻村の場合、必ず抗生物質を投与されたので細菌性だったことが分かりますが、検査だけは必ずします。
抗生物質は点滴で恐らく栄養液と一緒に打つことになります。日本と違い手の甲に打ちます。確かに手の甲の方が静脈は浮き上がっています。写真は打ち終わりのものです。
この点滴は翌日も必ず打つことを指示されます。出張中にこのために一泊増やしたこともありました。病院前のホテルを親切にも手配してくれました。
しかしながら血液採取は日本と同じ前腕の内側でした。何故か?不明です。ちなみにですが、注射を打つのは中国の看護師の方がうまいです。ほとんど痛くない。日本では結構内出血した経験もあります。
荻村はとにかく忙しくストレスも多かったので、3ヶ月に1回この症状にかかりました。
あるときぐったりとベッドで点滴を受けていたら、会社の財務社員が荻村のベッドまでやってきました。手提げ袋から大量の書類を取出し、「サインしてくれ」といいます。その時は左腕に点滴を打たれたのでしょうか?なんとかサインをいたしましたが、病気で寝ることも許されません泣
当時は衛生状況が悪く、レストランの食器類もばい菌が多かったのでしょう。広東省の人々は食器や箸を一旦お茶で洗います。今はもう衛生状況はよくなっていると思いますが、それでも食器を洗う風習は残っております。
前回も書きましたが、「海外傷害保険」に加入していると病院は取りっぱぐれがなく、制限以内なら治療や薬を提供できます。当時はいつも山ほど薬をくれます。2回点滴を打つとかなり回復するので、薬は大量に余りました。
治療のあと書類にサインするのですが、1回の治療と薬で大体4千元くらいはしていました。今のレートなら8万円です!病院もお客様扱いしてくれるハズです。鴨がネギをしょってやってきたように見えるかもしれません汗
外国人の患者はこのように儲かります。ある病院が顧客獲得のためか?サービス強化しました。私はサービス提供最初の頃のモニターだったようです。
胃腸炎の点滴中に
「1時間かかりますからお弁当を取りますね。何がよいですか?ここから好きな物を選んでください!」
と日本料理屋の外卖(ケータリング)用メニューを見せてきます。看護師はニコニコしながら
「この一番高い120元の牛ステーキ定食でもいいんですよ!」 嬉しそうに勧めます。
「あほかー!胃腸炎で治療中の患者がこんなもの食えるか-!」
看護師は、ハッと気づいたようで、
「对!对!对!你说得对!(そう!そう!そう!あなたが正しい!)」 と苦笑いしながらメニューを引っ込めます。
医師はこんな間抜けなアイデアを出さないと思うので、恐らく病院のオーナーが指示したか?スタッフのアイデアとは思いますが、「お腹壊している患者には出さない」という条件付けが抜けたようです。
(もう少し頭使ってくれー)
を通り越して、もはや本末転倒です。お笑いの中だけにして欲しいものです。
しかし食い意地の張っている他の日本人胃腸炎患者は食べたかもしれません。その後、どういうことになったのか……??点滴受けながらトイレ直行でしょう。。。。そして叫ぶでしょう。
「ふざけるなっ!俺を殺す気かっ!」
ここでは全て自己責任です!
本日最後に、下痢は中国語では「拉肚子」です。「拉」は「拉麺」と同じ漢字です。同じようなイメージの意味を持っています笑
ではまたお会いしましょう。再見!
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