ここではどっちもどっち

  「究極の責任転嫁」というタイトルで福建省の京信大手代理店FF社が京信の偽物を販売した事件のことを書きました。その時は荻村の秘書がルイビトンの偽物バッグを持っていたので相殺されてしまったのでした汗

https://www.blogger.com/blog/post/edit/3190845135073887702/3955406818607450669?hl=ja

 この代理店はやんちゃで荻村が深センへ着任する前にも一悶着あったそうです。

 荻村が深センに赴任したとき、京信深センは京信香港のrep(連絡事務所)で製品の売買活動をすることはできませんでした。正規の販売会社を設立するまで華南エリアの代理店は京信上海から購入し、京信上海が京信香港へコミッションフィーを支払う、という体系でした。

 荻村が深セン販社作りに奔走している頃、やはり日本人の京信上海総経理が激怒しながら荻村に電話をしてきました。

 「福建省のFF代理店に詐欺行為をされていた!すぐにFF社に乗り込む。大口代理店ではあるが契約解除するかもしれない!」と怒り心頭です。

 よくよく話を聞いてみますと次のようなことでした。

 代理店に対し基本的にCOD(キャッシュオンデリバリー)といって、受注→製品準備完了→代理店から入金→出荷という売買契約となっています。

 FF社は振込完了の写しを京信上海の担当にFAXします。それを証憑として京信上海からFF社へ出荷します。ところが半年間入金がなかったそうです。詳しく調べると、振込完了の写しを入手後、すぐにその振込をキャンセルしていたのです。

 FF社の会計担当が一度やってみたら何の問題も起きなかったので毎月そのようにしていた、ということが分かり、結局その会計担当者は責任を取らされクビになりました。

 京信上海の総経理は担当者のクビくらいでは怒りが収まらず、FF社総経理との面談では大喧嘩になったそうです。帰任まで関係性が修復することはありませんでした。

 法的には確かにFF社の詐欺行為でしょう。しかしここは中国です。入金チェックしないということは大問題です。荻村から見ると金に苦労してきたので考えられないことです。

 しかし京信上海の会計担当者に文句を言ったところで回答は100%こうでしょう。

 「入金チェックしろ、とは言われていませんでした」

 ですので、ジョブディスクリプションとか目標設定などで「入金チェックを毎回行う」とか記載して納得させておかないといけません。


 「ここまで言わなくても分かるだろう」は通用しないのでご留意ください。


ではまた!再見!


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