2019年の香港の姿~民主化デモ

 平穏だった香港ですが、2019年3月から「香港民主化デモ」が勃発します。

 最初は「逃亡犯引渡条例改正案」に反対するものだったと思います。

 簡単に言いますと海外で罪を犯した者が香港にいる場合、犯罪を犯した国へ引き渡す、ということになります。特に中国への引渡しを懸念してのデモであることは間違いないでしょう。

 これは翌年2020年から施行予定の中国による「香港国家安全維持法」への恐怖があります。

 この法律で何が禁止されているか?大きく下記4つと解釈されています。

 1.分裂独立…つまり中華人民共和国から独立することです。

 2.反政府…つまり中国中央政府(共産党)を批判することです。

 3.テロリズム…つまり暴力的な行為です。デモでの過激行為も対象になるでしょう。

 4.香港に介入する外国勢との結託…つまりアメリカやEUに手助けしてもらうことです。

 違反者への最高刑は「死刑」です。

 他国を規制することなどできるのか!?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、

 中国からしますと「香港は中国の特別行政区」なのです。

 筆者の想像ではありますが、「逃亡犯引渡改正案」と「香港国家安全維持法」により次のようなことが可能になります。

 民主化デモの時、日本のニュースでもしばしば登場した

 「周庭(アグネス・チョウ)」

という可愛らしい女性リーダーがいました。日本語もうまく操ってインタビューに答えていました。

 結局逮捕され活動から足を洗う宣言をさせられました。

 反政府勢力はカリスマリーダーの存在で大きく強くなっています。リーダーを潰すことが何よりと考えられています。

 ある日突然周庭さんのような存在が現れたとしましょう。

 これらの法律を使えば、邪魔者は簡単に消せるのです。

 「あいつは中国広東省深圳市でも香港独立を訴えていた!証人がいる!香港安全維持法違反だ。中国に引き渡せ!」

とでっち上げればよいのです。「濡れ衣」大いにありでしょう。

 政治犯やスパイ容疑は仮に死刑にならなくても、発狂させ廃人(意思無能力者)化し釈放する、というやり方が普通と聞いたこともあります。本当か否かは分かりません汗


 さて、荻村は次代コーポで中国大陸だけでなく香港も管轄していましたが、さすがにデモ勃発後は行けていませんでした。

 しかし10月立て続けに2回香港へ行くことになりました。

 国慶節休暇(10/1~)は日本へ戻らず、妻の恵子を呼んでデモの穴場であろう香港ディズニーランドで2泊しましたが、街の中には全く出ていないので混乱の様子は分かりませんでした。

 ただし、広州に戻る際、香港ディズニーからの出発があと1時間遅れていたら、デモで地下鉄が止まっていたようです。

 そして楽しく過ごした国慶節休暇最終日、日本から電話がかかってくるのです。

 「香港のケイトとリリーが日本へ出張できていますが、本日人事部に直訴しに乗り込んできました。
  香港の就業規則変更したようですが、『納得できない!』と反論しています。
  荻村さんにて穏便に対応できないでしょうか?」

 荻村の代行として北村という海外畑の人材が香港販社を担当しており、落とし込みを行ったのですが、やり方があまりにも強圧的だったため不審が噴出したそうです。

 詳細のもめ事は別途書きたいと思いますが、結局10/14(月)から一泊で香港事務所へ行き全社員への説明会を開催することになります。

 その際、目の当たりにした香港街中の写真をご紹介します。

↓人っ子一人いない紅碪(ホンハム)駅のタクシー乗り場


↓荒れ果てた会社付近の地下鉄への高架状況


 何故香港でこのような騒ぎになったのか?ニュースより分かりやすかったでしょうか?笑

 更にこの2ヶ月後からコロナ騒ぎへと発展していきます。踏んだり蹴ったりです。

 ではまたお会いしましょう!再見!

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