天は私に二物を与えました
中国語ネタが続きました。
これまでに中国人は遠慮せず要求してくるという表現をしてきましたが、そうしないと淘汰される社会背景があるからだと思います。
拙著でも上海営業部長の徐や複数人が、「自分の評価が低い」と総経理室に交渉に乗り込んで来ることも書きましたが、それは日常茶万事です。
荻村が8年間の深圳駐在を終え日本へ帰任した際、しばらく事業部勤務だったことも記述しましたが、その部署に新入社員の中国人もおりました。
日本の有名市立大学の大学院卒で、確かに美人でした。
彼女は配属の挨拶でこう言いました。
「天は私に二物を与えました。ですから私は頑張らなくてはいけないのです!
よろしくお願いいたします!」
みんなあっけにとられていました。
荻村は特段驚きません。彼女に聞きます。
「两物是什么?(二物とは何だ?)」
「就是才貌双全(才色兼備です)」
つまり「頭も良く美人でもある」ということです。自分で言いました汗
「日本ではそれは言わない方がいいよ」
と諭します。
事業所の卓球同好会で彼女とピンポンしたり食事する機会ができ聞いてみました。
彼女は貴州省の片田舎出身でした。
貴州省は茅台酒で有名なエリアですが、中国一GDPの低い省です。
その田舎町にべっぴんさんで賢い子が生まれたので、親戚縁者あげて資金援助し、日本の市立大学院まで出させてくれたそうなのです。
親や親戚縁者から
「お前は天から二物を与えられた選ばれた存在だ。一生懸命頑張らなければバチが当たるよ。」
と日々言われながら育ってきたとのことです。
確かに新人なのに頑張り方が違いました。
MBO(Management by Objectives)の自身の目標項目を机のパーテーションに貼り出し、常に進捗チェックをしていました。
この目標を達成したらどのような役に立つか?ということより
「自分の評価と給与が上がる。」
ということに集中していたように感じましたが、若いのでそれでよしとしておきましょう。
1年半位頑張って働いていたようですが、突然
「結婚して北京に行くことになりました」
と退職願を出したと聞きました。
親戚縁者の投資を回収できないかもしれない?とお考えの読者の方もいらっしゃるでしょうが、とにかく家族を大切にする中国文化なので、旦那さんがお返しするでしょう。
拙著に関連する事件に絡む部分は、結構難しい内容になりましたが、このような軽い話も記載していきたいと思います。
ではまたお会いしましょう。再見!
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