退任・帰国時のドタバタ劇
昨日は日中、卓球のコーチ業、夜は世界卓球男子団体決勝をyoutubeで観戦しており、更新ができませんでした。本日二つ記載したいと思います。
前回と前々回では「目標設定」に関する矛盾を記載してまいりました。
次に「退職時誓約書」に関しお伝えしたいと考えていますが、その前に帰国時のバタバタをご紹介いたします。
日本のようにスムーズに行かない、ということを味わっていただければと思います。
または、写真だけでもご覧ください。
主人公荻村は2021年3月末で次代コーポ上海販社董事総経理を退任し日本へ戻りました。
実のところコロナ禍での帰国は、まさに綱渡り状態だったのです。
本筋から外れますが、その状況からお伝えしましょう。
荻村の居留許可は同年4月3日に失効することになっていまして、それまでに出国しなければなりません。
荻村の帰国便は上海→関空なのですが、LCCの吉祥航空1社のみが週1便飛ばすだけで、しかも高価です。
出国前72時間以内に検査したPCR陰性証明書がないと日本への入国が認められませんでした。
日本の空港に着いた後、公共の交通機関に乗車してはならず、専門のタクシーをチャーターしておかなければなりません。
このような状況なので、用意周到にスケジュール化しておかないとどこかで矛盾を犯す危険性があります。
引継ぎ、荷物整理、送別会などでも超多忙な中、更に帰国スケジュールを繊細に立てるのは結構な重荷です。
荻村は当初次のような予定を立てました。
3/28(日)病院でPCR検査
3/29(月)PCR検査結果受取り
※奇しくも荻村が犬にかまれた際、治療を受けた浦南のローカル総合病院です。
休日も運営しているので助かりました。休日不就労だと出国前72時間以内の条件をクリアできませんでした汗
3/30(火)上海浦東空港から吉祥航空直行便で帰国
ところがです!
3/25(木)トレーニングジムのトレーナーさんとお別れの昼食会をしていたとき、一本のメールが入ってきます。
帰国便を予約した「c-trip」という中国のオンライン航空券・ホテル予約サイトからでした。
「あなたの予約した3/25吉祥航空**便 上海から関空行きは欠航となりました。」
(なっ!何だとーっ!)
目が点になりました。
ジムのトレーナーさんとは4年以上の付き合いでした。荻村が広州赴任後もアパートメントにジムがあり、オンラインでレッスンを受けていました。
トレーナーさんが案配してくれたお寿司屋での定食も喉に通らないほど焦りました。青ざめた、という表現が適切でしょう。
次の便は一週間後です。既に居留許可も失効しており不法滞在になってしまいます汗
しかし、そんなことはお構いなしです。採算レベルの乗客が確保できなかったのか?コロナの影響でしょうか?
荻村は寿司を味気なく腹に詰め込むとすぐに失礼し、c-tripで帰国のルートを探ります。
成田空港着便は、そこから専用タクシーで大阪まで行くことになり現実的ではありません。
かろうじて上海から香港トランジットで関空行きが、共にキャセイパシフィック航空で3/30に運航されていることが分かります。香港から関空へは3/31と1日待ちです。
しかもビジネスクラスのみで
「残り2席」 との表示が出ています。
コロナ禍での運航なので席を間引いているのです。
他のこと(チケット価格とか荷物の重さ制限とか)は考慮せずすぐに予約を入れました。間一髪でセーフ、すぐに売り切れ表示が出ておりました汗汗
続いて3/30関空に迎えに来てもらうタクシー会社へも変更の依頼をかけました。
何とか事なきを得たようです。
ところが、ここからがまだ中国(中華圏)なのです。
3/30(火)ホテルを早めに出て上海浦東空港へテイクオフの3時間前に到着しました。コロナ関連の手続きなどがあるからです。
まずは空港のチェックインカウンターに並びます。
ビジネスなのでエリートプライオリティー窓口に並びました。
すると年配女性の空港グランドスタッフが寄ってきて
「あなたはこちらですよ。」
とエコノミー一般乗客用の列に並び直すよう指示します。
荻村は香港トランジットで長旅になるので、リラックスできるように下はジャージ、上は肌寒かったので会社の作業用ジャンパーを着ておりました。作業員だと思われたのでしょう。
「不要看不起我!」
~「見下すな」と直訳しますが日本語なら「馬鹿にするな」「見くびるな」が適当だと思います)」
と予約チケットを見せましたら
「あら、ごめんさないね。ふふふ。」
と笑いながらスタッフは去って行きました。
以前中国人を中国語で故意に笑わせた話を二件書きましたね。今回は頭にきて言ったのですが……
次に専用入力装置から属性情報などを入力し証明書のようなものを発券してもらうのですが、日本語モードで4-5回試しても最後のエントリーがうまく行きません。最後まで入力させておいて、最後の最後にうまく行かないときの怒りは皆さんも味わったことがあるでしょう。
時間ばかり経過します。既に空港に着いてから1時間半経っています。
(最後の最後まで苛立たせてくれるな!)
「入力できないじゃないか!」
と大声で装置の近くに立っているだけの男性スタッフに文句を言います。
すると面倒臭そうにちょっと待ってろ、と合図し他の女性スタッフを連れてきました。
片言の日本語で言いました。
「す、すみません、中国語モードで入力できますか?」
(何だ、また日本語モードだとバグか!最初からそう書いておけ!)
やっとのことで入力完了し出国手続きとなりました。
搭乗時間まで少し時間があったので、キャセイパシフィックのラウンジへと向かいます。
そこで食した担々麺が何と旨いこと!
↑2021年3月30日上海浦東空港キャセイパシフィック航空のラウンジで食べた担々麺
最後に食べられて良かったと先ほどのイライラも解消されていたところにc-tripのメールを受信しました。
当のキャセイパシフィック航空の情報です。
「あたたの予約した3/31香港から関西空港便は欠航となりました。」
(またか!もう中国を出国してしまったじゃないか!)
目の前が真っ暗になります。
香港に入国できればまだよいですが、できなければ空港で何日間も待つのか?ぞっとしました泣
着るものは全てスーツケースに入れあずけてしまいました。
まるで荻村の中国生活を凝縮したようなドタバタぶりです。
せっかくのビジネスクラスですが、食事も喉を通りません。
香港空港に到着するやいなやキャセイのカウンターへ直行します。
「すみません、誤報です。予定通り運航します。」
(つまらん誤報するな!寿命が縮まったじゃないか!でもホッとした。)
この時ばかりは怒りより安堵心が勝りました……
しかしながら約24時間空港で過ごすのも辛いものです。空港内のショップは皆しまっています。見る限り両替所も開いておらず、少しずつ余っていた色んな国の紙幣や硬貨を日本円に戻すこともできません。
エリアによっては人っ子一人おりません。
↑静まりかえった香港空港。歴史の証人になれそうです。
救いはビジネスのため利用できたキャセイのラウンジです。
正直中国航空会社のそれと比較し、食事もアルコールもサービスも桁違いです。
↑香港空港キャセイパシフィック空港ラウンジ内
↑香港空港キャセイパシフィック航空ラウンジでのくつろぎ
↑香港空港キャセイパシフィック航空ラウンジでの夕食 港式炒面(香港風焼きそば)
単純な料理ですが辛子味噌をまぶして食べると激うまです。
サービス提供時間の夜10時半までそこで過ごしますが、夜間はボーディングゲートのベンチです。
ちょっとショートなFILAのジャージで足がはみ出てしまいます。
空港内はエアコンでしょうか?かなり寒く作業用ジャンパーを羽織っていて正解でした。
ほぼ眠れません。2時間位仮眠した位でしょうか?
ラウンジの開店時間(朝6時半)を前日確認しておきました。またボーディングまで何時間でもいて良いことも聞いておりました。
6時半前に行ってみると既にオープンしており、11時頃まで居座ることにします。
早朝のシャワーがこんなに気持ちよかったことはありません。
ラウンジが使えて本当に助かりました涙
wi-fiの環境もよいので帰国や退社のご挨拶メールなどで過ごしました。
いよいよ14ヶ月ぶりの日本への帰国です。
思えば妻恵子にも14ヶ月合っていない、ということになりますね。
↑3/31香港空港から関空へのキャセイパシフィック航空便ビジネスクラス
前後左右に乗客はいません。コロナ対策です。
前日ほぼ眠れなかったので約4時間フライトは爆睡です。
ウエルカムドリンクを飲み寝落ちしてしまいました。
せっかくのビジネスの食事は素通りされたようです泣 ま、ラウンジでさんざん飲み食いしたのでよしとしましょう。
あ、海外赴任から帰国される場合、別送荷物の手続きを空港内税関で申請するのを忘れないようにしてください。
さもないと関税とか発生するようです。浮き足だって結構忘れがちと聞きます。
組織上の矛盾である「退職時誓約書」に関しまして、3/30香港のラウンジで休んでいる際、本社人事から電話がかかってきたくだりが原稿にありました。
次回はそれを再現してみたいと思います。
長々と読んでくださりありがとうございました。
日本のように順調にいかないことを肝に銘じてください!
一会儿见!


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