解雇した呉から返却された貸与PC
みなさん、こんにちは。はやぶさひろです。
「俺のミッション」の不正ネタがほぼ尽きた、と先日発表しましたが、ひとつ思い出したことがありお伝えいたします。
拙著「第七章 以毒攻毒~本丸崩し/追求の糸口」で記載いたしましたが、深圳営業部長だった呉を2018年10月10日付けで懲戒解雇した際、当然会社対処PCは回収いたします。返却しなければ賠償請求されることは分かっています。
その2ヶ月前、8月中旬に行った組織変更説明会で呉を新設部門長として任命し従来の営業部長の役職を免といたしました。新設部門長としてのビジネスプランを作るよう命じましたが、
「異動は認めない」とかたくなに拒否、2回目の書面警告後は、
「PCが壊れてプランが作れない」などの言い訳をしておりました。
結果的に10月10日に4回目の警告を発し、同時に懲戒解雇したのです。
荻村は上海におり、上海本部の人事と弁護士に任せます。呉は結構冷静で頭が切れるので、罪にならない程度にこちらを怒らせる言葉を発する可能性があります。
実は前年度の全国代理店総会後の宴会で、呉は上海エリアの代理店総経理を激高させ、その総経理が呉を殴りそうになったのを皆で押さえつけて事なきを得た事件がありました。
荻村も手を出さない自信がなかったため、現地に出向かなかった経緯があります。
当方人事から事務的に
「会社貸与品の返却(PCや鍵など…チェックリストあり)」
「本日までの経費精算を受け付ける」
「机や私物を整理して退室すること」
などの通告をします。
呉は冷静に対処していたそうです。
営業部長から外され、一蓮托生だった代理店が契約を切られ、うまみがなくなりました。
そして悪事のカラクリは荻村にばれている、または暴かれる、と考えたのでしょう。
証拠さえなければ罪にはなりません。よってこれ以上、長居をするのは得策ではありません。
しかし呉は壊れているはずの会社貸与PCを下の写真の状態で返却したのです。
ビニールフィルムでグルグル巻きにし、下記が書かれています。
「私人物品请勿私自打开! 2018.10.10 サイン」
~「私物につき、勝手に開けるべからず!」という意味です。
(あほか!会社のPCじゃないか!何が私物だ!)
しかし、いかにもこの中に悪事の証拠がある、と教えているようなものです。
呉はPCが壊れて計画が作れない、と言っていましたが、確かにハードディスクが壊れているようです。
証拠隠滅のために自分で壊したのか?本当に壊れたのか?は分かりませんが、ハードディスクドライブが壊れてもデータは修復できる場合が多いことに気づいたのだろう、と荻村は確信しました。
そこで後日監査員が来た際に、日本へハンドキャリーで持ち帰ってもらいデータ復旧してもらいました。
その辺は拙著にも記載しており、中国語の読める監査員が一通り調べた限り、不正が臭うデータは発見できなかったとのことでした。
さて、呉の不正に対する損害賠償請求訴訟は、労働仲裁敗訴後の一審でも2020年8月に敗訴し、14日以内に新たな証拠や主張を以て上訴しなければ敗訴が確定します。
拙著ではその時「私物につき開けるべからず」のことを思い出し、自ら調べ直した、という簡潔なストーリにしましたが、原稿ではもう少し細かく記述しておりました。下記に色を変えて再現いたします。
>>
(裁判は)これまでか、と諦めかけたのだが、その日2010年頃広州で購入し大切にしていた羊城交通カードをうかつにも失くしたのである。このデザインは初期のものでもう売っていないのである。
朝出勤時ズボンのポケットにスマホとカードを入れており、自宅近くの地下鉄1号線体育西路駅の自動改札をくぐろうとしたらないのに気づいた。荷物検査の後、スマホを取り出した時に落としたようで、そういえば音がしたような気がする。荷物検査まで戻って探したがないので誰かが拾ったのだろう。まだ50元以上あったしカードのデポジットも20元あるが、それ以上に既に販売していないデザインのカードを失い暗い気持ちになったのであるが、
「何かを失くしたら他に大切なものが手に入る」という仏教の言葉を思い出したところ、逆転のアイデアが思い浮かんだのである!
2018年10月10日郭成を解雇し、会社貸与PCを回収したとき奴はPCをテーピングし
「私物なので開けるな」とふざけたことを書いており、それを監査室長に日本へ持って帰ってもらい壊れたハードディスクを修復したことを思い出した。その際、中国語のできる監査員で形式的にチェックしてくれたようだが明らかに不正を働いているファイルは発見できなかったとのことだ。
しかしながら、ここまで嫌がっていたので何かあるだろう、と閃き、会社に着くや否や奴のハードディスクの中身を全チェックしたのである。
捜索は家に帰っても続いた。……
>>
今回最も言いたいことは、上記の太字部分です。
大切にしていた記念のカードをなくした時の発想です。ポジティブシンキングというのでしょうか?
恐らくカードをなくしていなければ、また、仏教の教えを思い出していなければ、呉のハードディスクの中身を荻村自らチェックすることはしていなかったでしょう。
つまりそれは「上訴するだけの要件」が見つからず「敗訴決定」ということになったこと必至です。
結末は拙著に書きましたが、最後の最後に経費精算書が発見され、ダミー代理店「チュウシュウ」へ頻繁に行き交通費精算していたことが証明され、勝訴の最大の要因となるのです。
皆さんも何か嫌なことがあったら、良いことが起こる前兆と思われたら前向きになれるかもしれません!
最後に、会社の貸与PCに「私物」と書きテーピングするなど、日本では考えられないことです。
著者が呉の立場ならハードディスクが壊れるくらいの古いPCなので、ほぼ減価償却していると察し、
「自分で分解して調べていたが、家族がガラクタと間違えてHDDを捨ててしまったようだ!すみません。弁償します」と偽るでしょうね。
残存価格払えば済むことなので。。。。
著者の方が悪知恵が働きそうですね!
ではまたお会いしましょう。再見!

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