中国語の試験についてⅠ~日本中国語検定

 このブログに中国語とかHSKなどの検索で入って来られる方もいらっしゃるらしく、中国語の試験について経験を語ってみます。

 今回は著者はやぶさひろの実体験としておきます。

 拙著「俺のミッション」の主人公荻村淳一は2002年から2010年まで深圳にいた設定ですが、著者は2002年から広州、2005年末頃、上海へ転属しました。

 荻村と同じように有名大学で外国人へ中国語を教えていた先生から厳しい指導を受けていました。

 赴任当時、windowsは既にマルチ言語対応していましたが、使用していたメーラー(notesというintranet)が追従しておらず、最初1年は中国語を手書きしていました。

 これが功を奏して簡体文字が書けるようになったのかと思います。

 日本文字より簡単なのでメモを取るのにも便利です。

 ちなみにガラケーでの短信は英語か中国語しかできませんので、中国語短信の発信件数は毎月1,000件ありました。1件0.1元で毎月短信代だけで100件支払っていたのです。会社の経費でしたが……

 1年後にnotesがバージョンアップしマルチ言語対応になってからは、PCメール書きにも拍車がかかりました。

 中国語の構文(文法)をマスターし単語を組み入れていったので、コロケーションがおかしいのもありますが、取り敢えずよく通じます。

 メールを使ったら通訳いらず、というか通訳を介すよりも速く正確でした。


 さて、当時日本中国語検定は広州では受験できませんでした。

 上海への転属後、2006年春に2級を受けてみたのです。

 過去問も2-3年分やっていましたが、とても簡単に感じました。

 HSKと比べ文法が重要視される問題が多い印象です。あくまで2級の場合です。今まで仕事のためやってきたことがそのまま活きた感覚でした。

 そして日本語から中国語、中国語から日本語の問題もあるので、日本人が受けるには実践的ではないでしょうか。

 受験した感触は

 「もしや満点かな?」

と楽観視していました。

 しかし結果は「リスニング」「筆記」共に80点くらいだった記憶があります。

 共に70点以上が合格です。「共に」がHSKと違うところです。

 著者は「円錐六十号~円錐角膜の話」で書きましたように、眼が悪いので細かい認識をしづらかったのですが、日本漢字と中国漢字で微妙に違うところがあるのです。

 ↓下記をご覧ください。

 お分かりでしょうか?

 「強」は旁(つくり)の上部が「ム」でなく「口」です。

 「角」は真ん中の棒が突き出ます。

 「免」は分かりづらいですが、8角ではく7角です。口の真ん中は、払いで下まで1角でつながっています。

 これらを間違えると減点されるということをかなり後から知りました。

 知ったのは帰国後、準1級の通信教育をやり、添削で減点されていることが分かったのです。

 HSKでも手書きで受けられる人は同じように減点の危険性がありますが、現在はPCで解答もできるようになっています。

 中検2級が受かるレベルなら筆者のように普通のことはメールでやり取りできると思われます。

 勉強時間は600時間程度、単語は3,000~6,000と言われています。

 次に準1級ですが、こいつはやっかいです。

 中国語学習の事実上のゴールとも言われています。

 2級合格水準から更に数千時間の勉強が必要とのことです。

 文法というより細かい言い回しの違いとか成語や慣用句が分からないとチンプンカンプンでしょう。

 ※余談ですが、「チンプンカンプン」は中国語の「听不懂,看不懂(聞いても見ても解らない)」から来ているという説もあります。

 準1級レベルはネイティブと普通に渡り合えるレベルと思われます。

 リスニングと筆記共に75点が合格ラインです。

 筆者は2006年春に2級を簡単に受かったので、調子に乗って2007年に準1級を受けましたが、全く歯が立ちませんでした。60%程度しか正当率がありません。

 中国人とのコミュニケーションを重視するなら、まずは中検2級を目指してみるのがお勧めです。

 家庭教師と週1回のみダラダラやっても身につきませんので、合間に問題集や過去問をやるのがよいと思います。

 少し長くなったのでHSK(漢語水平考試)については次回お伝えします。

 ではまたお会いしましょう。再見!


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