オンラインショップとのチャット~災い転じて

 前回、淘宝(タオバオ)か京東(ジンドン)等のオンラインショップのチャット・レスが異常に速い話をしました。

 今回、「俺のミッション」の内容とは離れますが、オンラインショップとのやり取りに関する生活上の逸話をご紹介いたします。


 主人公が退任する前、一年以内のことでした。
 その時は淘宝(タオバオ)のオンラインショップでプロテイン・バーを注文しました。浙江省にあるローカルメーカー製のようですが、パッケージはヨーロッパ風に気取っていました。
 荻村は2016年12月から筋トレをするようになり、プロティンは欠かせない栄養素でした。
 筋肉がつくと脳への血流も上がり認知能力もアップするようで、不正解明の力になったような気もしております。その点は別途したためるとしましょう。

 予定通り到着し一本食べてみましたら、ガキっと音がして何か固い物を舌触りで感じます。

 「また、やっちまったか!」

 荻村は虫歯の治療跡が結構多く、セラミックかプラスティック系のかぶせ物がかけたものと思い込み、すぐに日本人向けフリーペーパーから清潔そうな歯科医を探し「白っぽいかけら」を持って向かいます。

 その歯科医には日本人の優しい先生がいらっしゃいました。
 そのかけらと歯を丁寧に見比べます。

 「このかけらに適合する歯の痕跡はありません」
 「では、何でしょう、これは?」
 「壊してもいいですか?」
 「どうぞ」と答えると歯科医は治療器具でかけらを叩きました。

 「パッキーン」と音を立てて割れました。

 「これは義歯の材料ではありませんね。ナッツ類の殻ではないでしょうか?」
 「そういえばピスタチオの殻に似ていますね汗」

 「せっかく来られたので全体の検査でもされていかれませんか?」
 その提案に乗ったことがラッキーでした。その話は最後にお伝えします。
 先にオンラインショップとのチャットやり取りをお話ししましょう。

 家に戻りプロテインバーを購入した店(メーカーではありません)にチャットします。

 「この写真はプロティンバーに混入していたかけらだ。歯医者に行って検査してもらったらピスタチオ(开心果)の殻らしい!」

 ※「开心果=開心果」 「開心」は「楽しい」という意味です。ピスタチオは真ん中に切れ目が入っており、人間が笑っているように見えるからです。

 「えー、申し訳ございません!」 ちゃんと謝るようになりました汗
 「人間の骨だと思って気持ち悪くなったぞ!メーカーに製造工程でナッツを使っているか?確認してくれ」
 「分かりました。すぐに確認するでしょう!(中国語にひっぱられた日本語になってしまいました汗)」

 「使っていないそうです」

 (本当かな~。このたぐいの栄養補助食品にはナッツ使っているんじゃないか?)と思いながらも

 「どうしてくれるんだ!」
 「もう一箱お送りしますが、いかがでしょうか?」

 かなりサービス向上しています。
 この不具合をタオバオ(淘宝)の顧客レビューに書き込まれたら、宝ではなく「淘汰」されていまします。
 中国では内発的な動機(顧客にご迷惑をおかけしたくない)というより、やはり信賞必罰による外発的な動機が必要だと思われるので、タオバオのような仕組みは成功と言えるでしょう。

 タオバオはご存じのようにジャックマー率いるアリババグループのオンラインモールです。
 「淘宝」という漢字名ですが「淘金(ゆりがね)」という言葉からでしょう。
 「砂金から金をゆり分けること」から「宝をゆり分ける」という意味づけをしたと思います。
 しかし出展サイドに対しては
 「サービスが悪ければ一瞬で淘汰されるぞ」という抑止力が働いているような言葉にも感じます。

 さて、タイトルの「災い転じて福となす」に関してです。
 ピスタチオを義歯のかけらの勘違いして歯科医に行った主人公は医師より
 「せっかくなので検査していきませんか?」と勧められ全体のレントゲンを撮ってもらいます。

 「荻村さん、この歯、違和感ありませんか?」
 「はい、何か力が入らない感じで強くかめませんね」
 「開けて調べましょう」

 根っこ部分がかなり痛んでいるとのこと、約一ヶ月かかりましたが、間一髪で再生できました。

 「荻村さんの自然治癒力が勝ったようです」と医師は言われましたが、詳しいことはよく分かりません。

 抜歯せずに済み大変助かりました。
 これもプロテインバーにピスタチオの殻が入っていたお陰です!

 というのは冗談ですが、
 言いたいことは中国語で出展者とやり取りができるかどうか?ということです。
 できなければ何が起こっても諦めざるを得ません。

 プロテインバー以外にも
 「ワインボトルの中にワインが半分程度しか入っていなかった」
 「スパークリングワインの炭酸が抜けてただの白ワインになっていた」
等々、不可抗力による不具合もあります。

 主人公荻村は一時期雇った通訳「譚(タン)」が二年ほどで「フランスに留学する」と退職後はサバイバル状態で、仕事で中国人と直接コミュニケーションを取るように訓練されました。
 メールの読み書きスピードは日本語と大差ないほどに鍛えられておりました。

 「石の上にも三年(中国語だと功夫不负有心人でしょうか)」

 よく言ったものです。

 駐在員の皆さん、「淘宝」「盒马」「美团外卖」等、良くお使いと思いますが、不具合があったときにはどうされていますか?

 筆者「はやぶさひろ」は「初学者向け中国語コーチ」もいたしておりますので、ワンポイントでも何か疑問あればコメントください。

 ではまたお会いしましょう。再見!

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