公安に拘留された日本人スタイリスト
前々回理髪店での注文は難しい旨、お話ししました。
https://hayabusahiro.blogspot.com/2022/08/blog-post_22.html
今回は荻村が中国で最後に通っていた理髪店のことです。
2019年その年末の深セン販社清算、広州分公司設立という大イベントの準備のため、広州に引っ越してきた荻村は理髪店を探します。広州から帰任した知り合いが行っていたところがあるとの情報を得て早速予約してみました。
沖縄出身というスタイリストが対応してくれましたが、ここはシャンプー用の椅子がマッサージ式になっておりなかなか嬉しいものでした。
二回目か三回目だったでしょうか?荻村は卓球の練習で右手首を痛めテーピングをしていて、「どうされました?」と聞かれ事情を話しましたら、「自分も若いとき卓球していたんですよ」とのことです。早速毎週末行っている広州チームの練習会に誘いましたが、理髪店は週末は休みでなく、平日の夜、個別にやろう!ということになりました。
初回は荻村がお相手しその後のビールも盛り上がったはずです。二回目は荻村が行けなかったので別のメンバーNさんが19時半からお相手することとなりました。
グループチャットでは18時頃、「19時半に行けます」とスタイリストから確かに書かれていたのですが、20時半頃Nさんから「来られないので引き上げます」と少し寂しそうなメッセージがありました。「連絡なしでずっと待っていたのかな?」と不思議な気分でした。
その週末の練習時にNさんに聞くと「連絡なく来られなかった」と物静かに言います。「社会人としてどうなんかな?」とも呟きました。その後二週間彼から全く連絡がありませんでしたので逆に心配しておりました。
約二週間後「公安によって拘留されていた」という連絡が入り驚くことになります。営業許可なしで理髪店をしていたことが原因でした。身柄拘束されたのは卓球練習予定の夕方、18時過ぎだそうです。一見の顧客らしき人が二人入ってきて、「今、理髪してくれないか?」と聞かれその日本人スタイリストがカットを開始した瞬間に現行犯逮捕されたとのことです。ライバル理髪店の通報かもしれません。
釈放後の練習会後酒席で、みんな興味津々で聞きます。
「独房ですか?中国人と一緒の部屋ですか?」
「便所はどんな感じですか?」
「何していたんですか?」
「メシはどうでしたか?」
面白おかしく聞きます。
「メシは臭くて食べられませんでした」
確かに安い食堂で「おえっ」とするような白米の臭いがすることがあります。正に「臭い飯」ですね泣
「この環境に二週間閉じ込められたら気が狂いますは!」と皆、驚愕します。
釈放後は正規の営業許可の手続きし認可が下りれば営業してよい、とのことで、しばらく彼は週末卓球に来られるようになり、それはそれで喜んでいました。
さて、駐在員の帯同奥様がトールペイントとかの教室をしたり、日本料理屋でアルバイトしている場合がありますが、厳密に言うと帯同家族としての居留許可なので就業してはいけないはずです。起業するなら営業許可を取る、アルバイトするなら就業許可を取ることが必要になるでしょう。万一通報されたりすると法的には拘留されることになると思いますのでご注意ください。
生活面の話が続きました。次回から別不正事件のチャート解説をいたします。
再見!
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