迷宮入りの話「ビンチーブーッ」

  みなさん、こんにちは。はやぶさひろです。

 今回も「俺のミッション」迷宮入りのストーリーをお伝えします。筆者としては訴えたかった部分でしたが、出版社から早々にカットされました。その事情は後から書きましょう。

 第一章「贼喊捉贼」の最後「懲罰委員会」にて阿部という当時の荻村の上司で京信中国販社トップが登場します。荻村が決死の覚悟で華東営業トップ2の不正を暴き、減俸という懲戒処分に追い込みましたが、荻村もまた「お前さんにも事を大きくしたことに対し口頭注意処分を言い渡す」と理不尽な処罰をされました。その前には「会議室では煙草を吸わないでください」と直訴しましたが、酷い形相で睨まれていたのです。その上司の名前を「阿部」とした理由を示唆するべく原稿に仕組んでおりました。阿部は中国語読みで「アブー」となります。

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荻村は阿部(アブー)に会うと必ず2002年深圳赴任当時のことを思い出していた。

同行した社員が街中のビルの方を指し『ビンチーブーッ』と嬉しそうに叫んでいた。何のことか分からない。彼が指している方向を見ると歌手『浜崎あゆみ』の大きなポスターが貼られている。中国でも人気があるのか?

しかし『ブーッ』とは何だ?そうか『浜崎歩』と書かせているんだな。『歩』は中国語では確かに『ブーッ』だ。イメージ的に荻村にはザ・ドリフターズのドジ系人気キャラ『高木ブー』しか思い浮かばなかった。

現地社員が阿部の名前を『アブーッ』と呼ぶたびに、でかい身体でおどおどした高木ブーキャラと小柄なのに常に偉そうな態度を取っていた阿部(アブー)を重ねさせて心の中で笑っていた。

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出典  浜崎あゆみの写真はアルバム「Days/GREEN」のジャケットから


 世の中には「自身が偉くなりたい」「権力を握りたい」という願望に凝り固まった人も多いものですが、そういう人が組織のトップに立つとこのブログ「執筆の目的 その5~指導者が運命を変える」に書きましたように、その船(組織)の行き着く先は「恐怖政治・パワハラの海賊船で船員達は皆イエスマンになるか精神障害を発症してしまう」という危険性があります。

 やっかいなことはこのような欲求を持った人は、それを手に入れるために尋常でないパワーを発揮することができます。ですので要職に就く要件を備えているとも言えます。

 主人公荻村の京信中国トップは荻村や筆者が最も批判するそのタイプとして描きましたが、命名するときに「読者が吹き出すような名前にしてやれ!」と思いついたのが「アブーッ」だったのです。

 残念ながら浜崎あゆみさんのイメージを損ねたり、姓が阿部という人にとっては少し屈辱的な表現かもしれませんので割愛いたしました。

 

 そんな自己中心・権威主義の管理者を他山の石として荻村が心に刻んできた四字成語を次回紹介しましょう。

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